根津〜本駒込を歩く
下町の風情と日本の伝統文化をたいかんできるまちコース概要
- START!根津駅
- 根津教会
- 根津神社
- 夏目漱石旧居跡(猫の家)
- あめ細工吉原
- 文京区立 森鷗外記念館
- 駒込大観音(光源寺)
- 清林寺
- 栄松院
- 常端寺
- GOAL!本駒込駅
かつて夏目漱石や森鷗外が居を構えた千駄木、国の重要文化財に指定されている根津神社を中心にその門前町として栄えた根津。どこか懐かしい下町風景に癒されながらモダンで個性的なお店にも出会えるコース。
START!根津駅
根津教会
1919年、アメリカの福音派系の礼拝堂として建てられた教会。関東大震災や戦災にも耐えた貴重な日本の近代洋風建築の一つ。礼拝堂は、牧師が立つ壇が隅にあり、扇型に長椅子を取り囲むよう配置されており、会衆が集中して牧師の話を聴ける設計。国登録有形文化財として登録されました。
根津神社
六代将軍・家宣が生まれた場所で、根津神社はその産土神となりました。1706年に五代将軍・綱吉によって、この地に社殿が造営されました。見事な権現造りの本殿、拝殿、幣殿、唐門、楼門、透塀のすべてが現存し、国の重要文化財に指定されています。春には境内に約3,000株のツツジが咲き誇ります。
夏目漱石旧居跡(猫の家)
文豪・夏目漱石が、イギリスから帰国後の明治36年から3年間住んだ場所。ここで、処女作「我が輩は猫である」を執筆し、旧居は作品の舞台となりました。「倫敦塔」や「坊ちゃん」、「草枕」などの大作もここで執筆されました。現在は、日本医大同窓会館の敷地となっています。
文京区立 森鷗外記念館
森鷗外が1922年に亡くなるまでの30年間を過ごした場所で、2階の書斎から品川沖が見えたことから、「観潮楼」と名付けられました。鷗外はここで「青年」や「雁」などの名作を生み出しました。自筆原稿や書簡、観潮楼正門の門柱跡、「三人冗語の石」などが見学できます。カフェも併設。
駒込大観音(光源寺)
浄土宗の寺院・光源寺は、1589年に神田で創建され、1648年に現在地に移されました。奈良の長谷観音を模した十一面観音像は高さが6m以上あり、境内の野梅の巨木とともに「梅の大観音」と親しまれています。観音像は元禄年間に建立されましたが、東京大空襲で消失し、1993年に再建されました。毎年7月9、10日は「ほおづき千成り市」で賑わいます。